収集遍歴

  趣味を持つ人は、たいてい以前にも何かの趣味を経験しています。また、趣味を持たない人は、そんなことはやりたくても時間がない、お金がない、無駄なこと?などの理由でやっていないようです。しかし私のような趣味人にとっては、時間については定年になってから楽しむのは面白くないし、お金は無くともできる趣味はいくらでもあるし、趣味の意義を考えすぎて意味なしと決めつけるのなら、どんなことも意味が無くなってしまうと思うのです。趣味を持つ人持たない人、それは性格でしょうか。


 私は、幼児の頃からいろいろなことに関心を持ちだし、何でも集めるようになりました。最初に趣味らしきものを始めたのは園芸です。近所の人から貰った花を植えたり、色々な木を挿し木して育て、根付き成長することに感動を覚えました。小学校1年の時に同級生の花屋の子を半ば脅すように種を貰ったり、少ない小遣いを貯めてアネモネの苗を買って帰ったことが今でもありありとよみがえります。
 小学校3年ぐらいからは、庭中に挿し木から育てた無花果が繁って、屋根の上から身を採って食べたり、大量に収穫できるとジャムにして食べたのも思い出に残ります。この頃から切手やコイン収集にも関心を持ち、郵便局に並んで買ったり、父親に無理を言って買って来てもらったものです。


収集遍歴 『幻の金魚』へ続く 

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